やはり二兎を追うのは厳しかったということか。
多くの人が指摘し、他ならぬオジェック監督も言っているが、やはりACLを制したことで気のゆるみがあったのだろう。
うちのママさんが言っていたが、リーグ最終節の後にACL決勝が来る日程だったら、また違う戦い方になったかもしれない。
しかし残念なことに、そうではなかった。
スタメンがほぼ固定され、選手に疲労が溜まってたことも事実ではあるだろう。
しかし長谷部がコメントしてるように、体力的な部分は言い訳にしかならない。
今年は選手交代が遅め遅めで、かつ交代枠を使い切らなかったことも多かった。
現に最終節でも1人余らせた。
これがサブ組の士気にどう影響していたか。
逆に天皇杯では主力の一部を温存して臨み、敗れた。
レギュラークラスとそれ以外の差が開き、特に次の世代が育っていないことが明白になった。
つまり、どっちに転んでもこの成績が限界だったのかもしれない。
最後の4試合で優勝の可能性があり、特にラスト2試合では自分たちが勝てばイコール優勝だった。
そんな中でACL優勝も飾り、手ごわい相手を残しているなとは思いつつも「リーグ戦1試合くらい勝てるよ」と思っていたのもまた事実。
シーズン中にも勝ちきれずに引き分けで終わる試合がいくつもあった。
引き分けで得た勝ち点1の積み重ねでここまでこれたというのもある。
しかし、しまいには引き分けることすらできなくなった。
最終節はもとより、他のどんな試合よりも気合を入れて臨んだであろう鹿島戦でも。
横浜FC戦でも惜しい場面はあった。達也のシュートとか。
あれが入るかどうかは紙一重、そういうプレーの積み重ねで勝敗は決まっていくもの。
結果が出なければ、どんなに素晴らしいプレーの連発でも「惜しい」で終わってしまう。
ファウルやPKをもらおうとして、コロコロ倒れる選手が続出するのはなぜなのか。
特にワシントンのそれが非常に目についた。
キープ力はあるはずなのだから、そんな小手先の運任せみたいなものに頼らないでほしい。
主審も見透かしたかのように流していた。
さらには、ボールを最後まで追わない選手が多いのはなぜなのか。
あと数十分で今シーズンは終わるというのに。
FCWCの初戦までだって1週間以上ある、なぜ死ぬ気でボールを追わないのか。
勝とうという気がないのか。
経過時間を知らせるスタジアム内の時計を見ながら私は跳ね続け、声を出し、同じように考えてくれてない(と感じた)選手たちにいらだった。
サポーターの後押しが何の役にも立たないと、改めて気づかされた。
試合後、他の選手がうなだれる中、都築は整列して一礼したらスタスタと浦和ゴール裏の前まで歩いてきた。
そういう性格なんだろうが、やけに印象に残った。
あとに続いて都築に合流しようとする選手たちの前を、うじゃうじゃいるカメラマンが阻む。
こいつら、やっぱりマスゴミだなと。
もし勝って優勝していたら、いろんな問題はうやむやになっていたかもしれない。
負けたからこそ見えてくるものもある。
しかし。。。
鹿島は最終戦まで9連勝した。
これは、悔しいが大したものだ。
しかし2007年シーズンが、この鹿島の劇的優勝のためにすべてお膳立てされていたことが、本当に悔しい。
ガンバもエスパルスもそれ以外のチームも、なによりレッズが最大の添え物だったということが。
サポーターについて。
あの最終戦、私はピッチに向かってコールリーダーを左前に見る位置にいたが、試合後に2階の最前列から1階に向けて水が撒かれ、選手に向けてペットボトルや発煙筒(発炎筒)まで投げ込まれた。
そんなものが選手に当たったり、1階客席に落下していたら、今ぐらいの騒ぎでは済まなかっただろう。
我々の周りでも「物を投げるなー!」という声が多数上がってはいたが。
誰が飲んだかわからないような水を撒かれることだけでも不快。
ひどい負け試合のたびに繰り返されるこのような光景に、敗戦のショックで呆然とすると同時に、その光景を一歩引いて見ている自分がいた。
物の投げ込みはバックスタンド側でもあったように見えた。
不甲斐ない試合に怒る気持ちはわかるが、そもそも愛すべき存在に物を投げつけるというのは、どう考えてもおかしい。情けない。
それでいてサポーター?もし選手にケガさせてもサポーター?
W杯のときに渋谷駅前で騒いでた若者と変わらないんじゃないの?
さらにはそういうことをやっていると、荷物検査が厳重になったり(なんと今回はなかった)、よりルールに縛られた状態での観戦を強いられるということをわかってるんだろうか。
ルールは破るためにある、などと思ってるのだろうか。
当然のごとく、スタンドでタバコを吸ってるやつらもいたし。
マナーが欠如していると言われても仕方がない。
一部のサポーターのせいで、レッズサポ全体の評判が悪くなる。
我々は、クラブもサポーターもひっくるめて「浦和レッズ」なのだと思うけれど。
その反面。
あの試合後の選手を拍手や「We Are REDS!」で迎えるのも、まったく腑に落ちない。
少なくとも、そんな讃えられるような試合ではなかった。
厳しくあるべきときには厳しくするのが、ほんとのサポーターじゃないかと思う。
正直なところ、そういう一部のレッズサポーターをぬるく感じたことは否めない。
「1年間お疲れ」とか「よく頑張った」という話なら、別の機会にやればいいわけで。
現地組とテレビ組の温度差はあっても仕方ないかと思うが、同じように現地にいてこうも違うとは。
目の前で優勝を逃してるというのに。
そんなわけで、私はあの試合の終了直後はブーイングもせず、もちろん物も投げず、拍手もコールもせずに腕組みをして突っ立ってるしかなかった。
レッズがJ2に降格した日は仕事で駒場には行けず、仕事場で流したラジオを聴きながら絶望感を味わった。
J1に復帰した日も行けなかったが、その後のタイトルのかかった試合は、勝ち負け問わず全て現地で参戦した。
しかし、この試合はJ2降格の「1999.11.27」に匹敵する(あるいはそれ以上の)屈辱や悔しさを感じた試合だった。
8年前とは、目指すところが違う。
「2007.12.1」を決して忘れてはならない。
ACLは獲ったが、なぜリーグは2位で終わったのか、クラブや監督にはよく分析してもらわなくてはならない。
その上で先を見据えた対策をとってもらいたい。
苦難や挫折を乗り越えて、来年こそは5冠を。
とりあえずは、あと1週間で立て直してFCWCでの奮起を期待したい。
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