甲子温泉 大黒屋(前編)
8/16(土)に向かった先は、福島県西郷村(にしごうむら)にある甲子(かし)温泉の一軒宿、大黒屋。
場所的には栃木県那須町の北、福島県白河市の西にあたる。
昼ごろ浦和を出たが、お盆休みはすでに始まっているということもあり、東北自動車道下りは拍子抜けするほど空いていた。
夏休み中の普通の土日なら、恐らくこうはいかなかっただろう。
予定よりもかなり早く着いてしまいそうだったので、白河ICまで行かず手前の矢板ICで降り(この時点で13時45分)、国道4号を北上した。
福島県に入ってすぐに、国道289号を西進する。
甲子温泉の源泉を引いた新甲子温泉の旅館街と「キョロロン村」という施設を通り過ぎ、さらに山中に入っていき、いくつかのトンネルを通過する。
最後の安心坂トンネルを過ぎると、直進する道路は閉鎖されており、左下に下る道だけに進むことができる。
この直進する道路は来月9/21(日)に開通する「甲子道路」の甲子大橋だが、現段階では未開通なため、道はこの先で事実上の行き止まりになる。
目的地へは左へ下る。
急な下り坂を降りていくと、1軒の建物が見えてくる。
それが大黒屋だ。
大黒屋は一軒宿とはいいながら、部屋数は20ほどあり、ご老体から家族連れ、乳幼児まで様々なお客さんでにぎわっていた。
古きよき旅館という風情。
「日本秘湯を守る会」の会員宿でもある。
8畳+広縁の部屋に通される。
夕食は18時からとのことで、その前にさっそくひとっ風呂浴びることにした。
「恵比寿の湯」は、男女別になっているお風呂である。
宿泊棟とは10メートルほど離れていて、地上を歩くこともできるが地下にも通路がある。
我々が行ったときは雨が降っていたので、地下通路は重宝した。
建物は最近建て替えたそうで清潔であり、内湯の他に露天風呂もあって、わざわざ屋根下ではないところで雨に打たれながらお湯に浸かるのは格別なものがあった。
我が家の姫が女湯のほうから「パパー!」と呼んでいるのが聞こえたので、周りの人が気になりつつも「○○ちゃーん!」と呼び返してあげたのだが、後で聞いたら私の声は向こうでは聞こえなかったらしい。
ああ恥ずかしい。
(続く)
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