画像で振り返る東北ツーリング(その3) 十二湖・岩木山・弘前
9月17日(水)
青森県深浦町の深浦町から日本海沿いを北上し、岩木山に登って弘前市まで走った。
この日の走行距離189.8km、3日間総計908.6km。
この日は、弘前市で友人たちと飲む予定だった。
この友人はヤマハV-MAX乗りで、2002年9月に北海道ツーリングをした帰りに青森に寄ったときにも会い(当時は弘前ではなく青森市在住)、津軽半島一周の日帰りツーリングを楽しんだのだった。
それ以来6年ぶりの再会となる。
私のこの日の行程は、ひたすら青森県の日本海側を北上し、竜飛崎を経て津軽半島を一周してから弘前に乗りこもうともくろんでいた。
その前にせっかく十二湖の近くで泊まったので、少し見ていくことにした。
これは民宿から南側を見たところ。
旧国道101号なんだそうだ。

このあたりは、世界遺産の白神山地の近くでもある。
JR十二湖駅近くの交差点から県道に入る。
少し登ると、「日本キャニオン」という場所があった。
白い崖が県道からも見えるが、駐車場にバイクを置いて展望台まで歩いて登ってみることにした。

登ること15分ほどで、展望台に着いた。
いやはや、これはすばらしい。。。

展望台には、軽装というか普段着の女性が一人いた。
こんなところに女性が一人とはびっくりしたが、何かがあった。。。わけでもなく、私が展望台に着いてしばらくするとあちらは先に戻っていった。
誰もいなくなった展望台からしばし日本キャニオンを堪能し、私も駐車場に戻った。
十二湖一帯は、県道を走っているだけで数多くの湖を見ることができる。
その湖沼群の中でもハイライトといえるのが「青池」。
青池へは徒歩でしか行くことができず、その手前の駐車場はこの周辺ではそこだけ有料である。
商売上手だ。
鶏頭場の池(けとばのいけ)沿いを5分ほど歩くと、青池はあった。

すばらしい青さだ。。。
なぜこんなに青いのかは、まだ解明されていないんだという。

時期が時期だけに湖面が落葉で覆われているのはやむをえないが、水の中に沈む倒木も見ることができた。
水の青さといい大きさといい、北海道は摩周湖のそばにある「神の子池」を思い出す。
いっときバスで来た観光客で騒がしかったが、それも去って私一人になると、静かなブナの森の中で聞こえるのは鳥のさえずりと風の音だけ。
自然の中の至福のひと時だった。
そんなわけで、出発がだいぶ遅くなってしまった。
さらに今回のたびのテーマを「青森県」と決めたので、青森県の海岸線は見られるだけ見ておきたいと思った。
昨夜真っ暗な中走った区間を秋田県との県境まで10km以上戻り、そこから再スタート。

十二湖駅に戻ると、ちょうど「リゾートしらかみ ブナ編成」が能代・秋田方面に向けて出発したところだった。

JR五能線に沿った国道101号を、景色のよい海岸線を左に見ながら北上する。
国道を外れて、途中の「不老ふ死温泉」に立ち寄ってみる。
空と海が青い。

まさに日本海に面していて、夕日はさぞやきれいだろう。
ただ、遠くから見ると案外小さい。
時間があったら入ろうと思った温泉だが、結局今回はパスする。
さらに、オフシーズンの昼間だからか、雰囲気を台無しにするようなこんな光景が。

湯船のそばでショベルカーがワンワンうなって浚渫?をしていたのだ。
その隣の通路を、風呂あがりのじいさまがよろよろと歩いてくる。
この温泉のそばには、これまた難読駅名の「艫作駅(へなしえき)」があるはずなのだが、少し探しても見つからなかったので諦めた。
ほどなく深浦町の中心部、深浦駅である。
ちょうど当駅止まりの列車が到着していた。
この旅では、意図しないのにほんとによく列車を見かけた。

さらに北上していく。
この画像のように、国道101号とJR五能線はつかず離れずで並走している。
そして、この画像の中心あたりの線路が直線になっているところが、今回の旅での大きな目的地であった。

国道101号沿いにある、JR驫木駅(とどろきえき)。
本当は前日の明るいうちにこの駅まで来たかったのだ。
どんな駅か、多くは語るまい。
日本海に面し、単線の線路が走り、ホームと駅舎がポツンとたたずむ姿。

駅の中は、このようにがらんどうだった。
駅ノートが備えつけられていた。

駅名標、4つのパターンを載せてしまおう。

(列車が来ない時間帯に、安全に考慮して撮影しています)
ホームからの見た目はこのようになる。
(画像は左から、南・西・北を向いた状態)



この画像では小さくて見えづらいが、建物が建ったのは昭和27年3月のことのようだ。

かつては「青春18きっぷ」のポスターにもなった駅なのである。

驫木の集落は、この駅よりだいぶ南側の丘の上にある。
(ホームから南を向いて撮った画像に写っている、森のようなところ)
駅前にあるのは人家が1軒だけ。
なぜわざわざ集落から外れたここに駅を作ったのかわからないが、だからこそ、この雰囲気を醸し出している。
「ああ、ここで一夜を明かしたかったなあ。。。」と思いつつ、小一時間たたずんだ。
次に来られるのはいつになるだろう。
(駅寝してよいという保証はないが)
さて、この時点で13時。
これから津軽半島を一周するには、到底無理な時間だ。
かといって、このまま弘前にまっすぐ向かうのももったいない。
地図とにらめっこして、予定を変更した。
岩木山に登ってみよう。
走っている状態を、デジカメを左手で持って撮ってみた。
右手はアクセルだから離すことはできないが、左手はクラッチだから速度が大きく変わらない限り自由になるのだ。

6年前の津軽半島一周のときにも寄った千畳敷を通り、鰺ヶ沢から内陸に入り、青森県道3号に乗る。
カカシの向こうに岩木山が見える。

若い番号の県道だが、途中道が狭く、これでもかというくらいのつづら折りがあった。
しばらく行くと、岩木山スカイラインの入り口が現れる。

地図で見て予想はしていたが、この岩木山スカイラインがすごい道で、とにかく直線区間が短い。
ちょっと走ったら右カーブ、さらにちょっと走ったら左カーブの繰り返し。
全部で6速まであるホーネットのギアを3速か4速に入れて、リズミカルに曲がっていくとかなり楽しかった。
ガンガン車体を傾け、攻めの走りを堪能した。(自分なりに、ではあるが)
上空から見ると、こんな感じらしい。(パンフレットより)

ここから上はリフトと徒歩になる。
時間が遅かったのでリフト(往復800円)に乗ろうか迷ったが、ここまで来たんだからと乗ることにした。

急な勾配を数分間揺られると、岩木山9合目に着いた。
そこから見た岩木山山頂。

私は日本百名山フリークでもなんでもないが、やはり指呼の距離に山頂があるのに登れないのは無念でならなかった。
1時間半もあれば楽に往復できるのだが、この時間から行ったら下りのリフトの営業時間を過ぎてしまう。
もっと早く9合目に着いていれば、といっても後の祭り。
次回弘前に来る時の楽しみにするしかなかった。
リフトは、地面がすぐ目の前に見える登りより、足元がスカスカの下りのほうが恐い。
登山でもそうだ、登りは体力、下りは技術を使う。
足元が地面から遠いというのは、それだけで難しい。
幸い私は高所恐怖症でもなんでもないのでむしろ楽しんでいたが、恐い人はダメだろうなあ、というくらいの急傾斜だった。
下りのリフトから見た鰺ヶ沢方面。海も見える。

岩木山スカイラインをのんびり下り、県道3号に戻って弘前まで下る。
左に岩木山を見る、幅の広い走りやすい道路だった。
途中で「嶽きみ(だけきみ)」の路上売りを多く見かけた。
最近弘前発の名産になりつつある、甘いトウモロコシなんだそうだ。
10本1,000円の看板に惹かれたが、そんなにバイクに積むところもないのでそのまま通過した。
今思えば、1本だけでも買って食べればよかった。
もちろん、リンゴもなっていた。

弘前の市街地に入る。
ひさびさに街に来たという感じ。
弘前城を、東門から少しだけのぞいてみた。

天守は見えなかった。
余談だが、弘前市の市章は「卍」なんだなあ。
津軽家の家紋から来ているそうだ。
予約しておいたホテルにチェックインし、車載の荷物を全て部屋に上げる。
さすがにバイクに載せっぱなしにするわけにはいかない。
喫煙可の部屋を取ったら、室内はものの見事にタバコ臭かった。
8階の客室から見た、夕焼けに浮かぶ岩木山と弘前市街が見事だった。

ホテルそばの歩道を歩いていると、こういう足跡が。

これって、「ナニコレ珍百景」で見たことあるような気がする。。。
19時半から友人たちと飲んだ。
お通しが、なぜかうまい棒などの駄菓子だった。

飲んだあと、ラーメン屋を求めて深夜の市街を歩いて、ズルズルやってから友人たちと別れた。
次に会うのはやはり6年後だろうか?
前夜は民宿、今夜はホテルと快適な寝場所を得られて、翌日から大丈夫かしらん?
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