「キリン」
私は酒は何でも飲めるが、普段はビールを飲むことが多い。
家では週5日くらいは飲むが、ビール以外はめったに飲まない。
ビールの中でもキリンのクラシックラガーが一番好きだ。
某S社の製品は、どうしてもしょうがないとき以外は絶対に飲まない。
埼玉スタジアムで売っているビールはキリンだからいいが、例えば日産スタジアムだとS社なので毎回困っちゃうんだよなあ。
さて、そんなことを書きたかったのではなくて。
会社の若者に、「キリン」という漫画の単行本を貸してもらった。
タイトルを聞いたことはあるが、読むのは初めて。
「バイク乗りのバイブル」と呼ばれている漫画らしい。
まずは「POINT OF NO-RETURN!」編の1巻と2巻を読んだ。
この漫画の主人公「キリン」は38歳、私もあと2ヶ月足らずで同じ年齢になる。
「デカ尻女」ことポルシェ911に負けたくないという一心で、東京から浜松までの勝負に挑む。
そこに至るまでにはいろいろなことがあって、なかなか深い。
キリンの名前の由来には、なるほどねえと思った。
ただ、私の場合は21歳で車に乗って30歳でバイクなので、車に対しての対抗心というものは全くない。
妻子よりもバイクを取れるかと言われたら、私には無理だろう。
両立を目指したいし、現に今のところは自分なりに両立できている。
私はバイクで飛ばそうとはまったく思っておらず、車の運転に比べてもさらに慎重に走っている。
体がむき出しのバイクでは、車なら軽傷で済むような事故でもダメージがケタ違いだと認識している。
自分がどれだけ気をつけていても、自損ならともかく他者も関係する事故に絶対はない。
バイクに乗る理由は、人によって様々だろう。
私がバイクに乗っているのはなぜかといえば。
以前ブログにも書いたが、きっかけは原チャリでの北海道ツーリングだった。
本気で乗り出してわかったこと。
ベタな言い回しだが、全身で風を感じる心地よさ。
上信越自動車道で軽井沢から横川に走って下りたとき、ほんの10kmほど走っただけで信州と関東で気温がこんなに違うのかと驚いた。
(むろん、理由は標高差である)
こういう感覚は、エアコンが効いた車では絶対得られない。
風雨にさらされても、暑くても寒くても、それをあるがまま受け入れることが気持ちいい。
それと、キャンプツーリング時、荷物が積みづらかったりする不便さをあえて受け入れる、これがまた楽しい。
一般的には辛いと思われる登山が楽しく思えるのと同じ感覚。
加えて、やはり胸のすくような加速感、カーブで車体を(そこそこに)倒しこむなどの、操るということそのもののおもしろさ。
バイクを操りきれているとは言いがたいが、家の車はATにせざるをえないので、クラッチを切りギアチェンジをするMTの操作感がたまらない。
バイクは車以上に過酷な乗り物だが、楽しさも車以上。
自分の世界を広げてくれた大切なものだ。
この主人公とはバイクに求めるものは違えど、私はバイクを手放そうと思ったことは一度もない。
もっとも、家族(特に子どもたち)にかかるお金や時間はこれから増えていくだろうから、それを犠牲にするつもりもない。
幸いにも我が家のママさんの理解も得られている。
だから今乗っているホーネットを大切にしていき、みんなに迷惑がかからない範囲でこれからもバイクを楽しんでいきたいと思う。
いつまでも"こっち側"にいたいものだ。
ところで1巻の111ページ、若き日のキリンが北海道でキャンプをしているシーンに、私がキャンプで愛用しているラジウスと、学生時代に多用していた家テン(家型テント)が描かれていた。
(ラジウスについては、以前ブログのここに書いてます)
細かい描写だが、同好の士を見つけたようで嬉しかった。
あと、作中の擬音の豊富さには目をみはるものがある。
しかし、トップクラスのバイク乗りでもTOYO TIRES ターンパイク(箱根ターンパイク)で160km/hなんて出せるのかなあ…
それはともかく、3巻以降を早く読みたくなったのと、久々にバイクに乗りたくなった。
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