今回の問題を書くにあたり、ニュースの引用が多くて、なんとも読みづらいかもしれませんが。
日・韓朝、日本海呼称めぐり応酬=国連地名会議の議論打ち切り
8月28日10時1分配信 時事通信
【ニューヨーク27日時事】韓国と北朝鮮は27日、国連本部で行われている第9回国連地名標準化会議の小委員会で、日本海海域の呼称は「東海」ないし「朝鮮海」が正統な表記だとして、日本海と併記するよう主張し、変更は不適切とする日本と応酬を展開した。
小委のオルメリング議長は「個別国家が特定の地名を国際社会に押し付けることはできない」と述べて議論を打ち切り、協議を進めて5年後の次回会議に結果を報告するよう3カ国に促した。日本は韓国と話し合いを続ける考えだが、同国は「実質的協議を行うつもりがない」と日本を非難しており、早期の進展は困難だ。
この問題を韓国から見てみると、以下のようになる。
国連地名標準化会議、東海表記めぐり韓日が論戦
8月28日11時56分配信 YONHAP NEWS
【ニューヨーク27日聯合】米ニューヨークの国連本部で27日に開かれた国連地名標準化会議(UNCSGN)で、東海表記問題をめぐり韓日が激しい応酬を展開した。
会議に出席した外交通商部国際機構局の宋永完(ソン・ヨンワン)局長は首席代表演説を通じ、東海表記の正当性を歴史的・規範的レベルからアピールした。宋局長は、国際的に用いられる地図の約24%が「東海」を併記しており、「日本海」との表記が国際的に確立されたとする日本側の主張は理屈に合わないと強く反発した。東海併記はUNCSGNと国際水路機関(IHO)の決議にも合致する措置だと強調した。
またUNCSGNとIHOの既存決議は、名称について合意に至らない場合、近隣の国々が使用する名称を併記することを勧告していると紹介した。東海表記問題もこうした関連決議に従い併記されるべきだとし、妥協しない日本の態度を批判している。
これに対し日本の代表団は、「日本海」は国際的に確立された名称で、韓国が東海表記問題を政治的な目的で提起しているとの主張を繰り返した。また、UNCSGNが東海表記問題を議論する場としてふさわしくないとの立場も示した。
日本がこうした態度を取るなか、代表団関係者は東海併記が進められて以後4回の会議を経て、この問題が主要議題として浮上しただけでも成果だと評価した。1時間半にわたり行われた討論でも、韓国の主張に賛成するムードが強かったと話している。東海表記問題を国際社会に初めて提起した1992年には、「東海」と併記した地図は全体の1%にも満たなかったが、現在では24%にまで迫っている。
韓国と北朝鮮が国連に加盟したのが1991年、引用にもあるように初めて「東海」と言い出したのは1992年。
いかにも政治的な臭いがプンプンする。
それまでは韓国政府発行の海図にも「日本海」と書かれていたという。
地図を見てみれば、日本海がまるっきり東側に位置するのは朝鮮半島だけ。
ロシアからしてみれば、むしろ南側や南東側になる。
日本列島がなければ日本海は太平洋と一体となり、沿岸が一番長いのは日本なのだから、国名としての「日本」海ではなく、地域としての「日本」海であるという理解ができないんだろうな。
上記の理由で「朝鮮海」なんてもってのほか。
この問題が南北2国のエゴ以外のなにものでもないことを、図らずも自分たちで露呈しているようなものだ。
日本側は「UNCSGNが東海表記問題を議論する場としてふさわしくないとの立場も示した」とのことだが、ではどの場で議論するのが適切なのか、そこで諸外国を巻き込んで決着をつける気はあるのか。
言いがかりをつけられている問題提起されている以上、逃げたりうやむやにすることはあってはならない。
日本から見たらバカげた話でも、将来UNCSGNやIHOという組織のトップにどこの国の人がなるかはわからない。
現に今の国連事務総長は誰か。
韓国からしてみれば、「この問題が主要議題として浮上しただけでも成果だと評価し」ているそうだが、「1992年には、「東海」と併記した地図は全体の1%にも満たなかったが、現在では24%にまで迫っている」という事実は思う壺だろう。
だからこそ「「日本海」との表記が国際的に確立されたとする日本側の主張は理屈に合わないと強く反発」できるわけで。
1992年当時は、そんな強気なことは言えなかったはず。
あちらは何十年という長いスパンで戦略を練っている。
既成事実を積み上げていけば、ゆくゆくは"併記すべし"または"日本海ではなく東海と表記すべし"という論調になることを狙っている。
今年7月30日の「朝鮮日報」に、こういう記事が載っていた。
米国の韓国戦争参戦記念碑、「日本海」表記を「東海」に
米ニュージャージー州ハドソン・カウンティーの韓国戦争(朝鮮戦争)戦友会が、「韓国戦争参戦勇士記念碑」の地図プレートの「日本海」という表記を「東海」に書き換え、27日に韓国戦争休戦54周年記念式典に合わせて新しいプレートの除幕式を行った。式には同州ジャージーシティー市長をはじめ、韓米両国の政界関係者や高官、地域社会の代表者、在米韓国人団体代表らが出席した。
この記念碑の地図プレートは、ニューヨークの韓国総領事館の要望を受け入れ、「日本海」の表記を訂正した。ニューヨーク総領事館のイ・ギチョン副総領事は「今回の訂正は、米国国内にある韓国戦争参戦記念碑などにおける“日本海”という誤った表記を“東海”に直した初のケースだ。今回のケースは、東海の名称を誤って表記している米国国内の他の記念碑などの誤記を訂正していく上で大きな1歩となるだろう」と述べた。
「“日本海”という誤った表記を“東海”に直した」というのが、彼らの主張だ。
誤った表記と言い切っている。
こうして少しずつ、彼らの戦略は形を成していく。
(余談だが朝鮮日報のサイトを少し見ると、記事の反日的内容にうんざりする)
こういうニュースは韓国や北朝鮮では大々的に報道されるのだろうが、日本では新聞はともかくテレビでは扱いが軽い。
(今日のニュースはきっと内閣改造で持ちきりだろう、人事という話題は人目を引きやすいから)
だから日本国民でも知らない人が多い。
こういう問題は難しそうでわからないとか、自分にはあまり関係ないという人もたぶん多いだろう。
この「知らない」「わからない」「関係ない」ということが、何よりも懸念すべきことではないでしょうか。
反韓感情を煽ることもないが、事実を知らなければ何の判断もできない。
右だの左だのという以前の話だと思うんですけど、どうでしょう?
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