今日になって続報がいくつかあるが、その前にマスゴミについて書きたい。
昨日、JR京葉線が何時間も運行不能となっていた。
京葉線沿線の某駅近くを通った私は、うんざりした様子で代行バスに並ぶ乗客に向けてカメラとマイクを向けるテレビ局の人間を見て、私の連れの人に「マスゴミってこういうときに嬉々としてるから嫌なんだよな、"いい画が撮れた"って顔してるもんね」と言ったものだ。
家に帰ってその話をしたら、我が家のママさんも小学生のときに同じように嫌な思いをしたんだよねと言っていた。
いきなり余談から始めたが、以下が本題。
昨日の記事本文で引用した産経ニュースのサイトでは、去年のガンバ戦でフェンス越しに揉み合っているレッズサポとガンバサポの画像が張ってあり、こういう注記が書いてあった。
「不可解な判定から浦和レッズがガンバ大阪に敗戦。試合終了後、緩衝地帯のフェンス越しにもみ合う両チームのサポーター=2008年5月、埼玉スタジアム(本文とは関係ありません)」
この"本文とは関係ない"画像を張る意味は、レッズサポに対する先入観を植え付けるものだ。
自分たち(フジサンケイグループ)は被害者であり、レッズサポにはこういう前科があるんだぞという。
このときもみ合ったのは"不可解な判定"や"敗戦"が原因ではなく、きっかけはガンバサポから物が投げ入れられるなどの挑発行為だったということについては一切触れられていない。
さらに、今回の件そのものについて、逮捕されたサポはフジテレビ社員に「破いただろうと因縁をつけ」たことになっていたが、続報を見ると実際に破かれていたようだ。
"因縁をつける"では、さも事実に反する言いがかりをつけたように取れる。
昨日危惧したように「身内に関してのことだから、自分たちにとって都合の悪いことは報道してないかもしれない」が現実のようだ。
さらに、追い討ちをかけるように今になって2日前のことを蒸し返してきた。
浦和サポーター、ナビスコ杯準々決勝で禁止行為
29日、静岡市清水区のアウトソーシングスタジアム日本平で行われたナビスコ杯準々決勝、清水−浦和戦で浦和サポーターがピッチ内へ物を投げ込み、横断幕で広告看板を隠すという禁止行為を行ったことが31日、わかった。
試合を主催した清水によると、浦和に対し強く抗議し、真摯な対応を求め、浦和からは謝罪と「違反者に対して相応の対応を約束頂いております」という。
浦和では30日に男性サポーター1人がテレビ局クルーを殴ったとして傷害容疑などで逮捕されている。
"31日、わかった"と書いてあるが、オフィシャルHPには試合当日の29日付でお詫びが出ている。
受身の情報しかない私ですら昨日のうちにそれを知り、昨日のブログ記事に書いた。
サンスポの取材力は、所詮そんなものらしい。
誤解しないでいただきたいが、私は広告看板隠しを肯定するつもりは全くない。
昨日もブログに書いたように、一部レッズサポの「愛国無罪」的な行動にはうんざりしている。
ただ、意図的にこのタイミングで記事にした、フジサンケイグループの動きに腹が立っているだけだ。
これらの点について、私はマスゴミを激しく毛嫌いする。
見る人の興味を引ければ、自分たちに都合よくしたければミスリードも厭わないという姿勢が。
しかもフジテレビはJリーグにナビスコ杯の中継撤退をちらつかせ脅したという(デイリースポーツより)。
今や「四権」のひとつとまで言われているマスゴミの実態は、所詮こんなものだ。
ということを差し引いても、今回の件はこちらに非があることになってしまう。
暴力を振るった時点で。
クラブは、やはり事実関係を知っていたようだ。
今日、オフィシャルHPに以下のコメントが載っていた。
昨日、浦和レッズサポーターが逮捕された件につきまして、クラブの追加コメントを掲載いたします。
<事実関係について>
浦和レッズとしては、サポーターの大切な横断幕の破損がトラブルの発端となったと確認しております。なお、破損の原因につきましては、当事者と警備担当者に調査した結果、特定できておりません。また、横断幕の破損が判明した後、スタンドにいた当該サポーターについては、弊クラブスタッフの判断でピッチレベルに呼び込んだ上で話し合いを始めました。
<今後の対応について>
今後、捜査の行方を見守りつつ、当該サポーターと事実関係を確認した後、その対応について検討していく所存です。 暴力はいかなる場合でも許されない行為ですが、主催者としてのクラブの運営に不十分な面もあり、今後はより一層安全で快適なスタジアムづくりに取り組んで参ります。
ファン・サポーターの皆様に、ご心配をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。
「クラブの運営に不十分な面もあり」というが、過去の教訓を何も生かしていない、あまりに不十分すぎるのではないだろうか。
サポをピッチレベルに呼び込んで、ここからは推測ではあるが髪を引っ張って相手を1発2発殴って、あとは取り囲んで話をして。
その間、クラブスタッフはきっとオロオロしながらその周りにいたのだろう。
一部のサポグループに強く言えないのなら、これからもきっとこういうことが起こる。
しかし逮捕までなんで1ヶ月以上もかかったのかなど、まだよくわからない点も多い。
クラブスタッフが呼び込んでいるのなら、誰かという特定はある程度容易だったはず。
マスゴミの言うことは信用できない、鵜呑みにするなという声も見たが、それは身びいきな視点だ。
警察が逮捕している以上、目撃者もいることから相当の内容で事実なのだろう。
もっとも、当初報道(警察発表?)の「観覧席から約3メートル下のグラウンドに飛び降り」と、クラブ発表の「弊クラブスタッフの判断でピッチレベルに呼び込んだ」では、状況がかなり異なる。
私だったら、3メートル下に飛び降りるのには相当の恐怖を伴うし、場所によってはスタンドとピッチの間にある堀がまた恐い。
大切なものを破損させられた人の気持ちはわかる。
しかし、やはり実力行使に訴えるべきではなかった。
フジテレビ社員がその職務上で横断幕を誤って破ったのなら、フジテレビに損害賠償を請求すべきであって。
その点は今からでも遅くない、堂々と請求すればいいと思うし、最初からそうすればよかったのだ。
同じチームを応援するサポーターなのだから、仲間を擁護しなくてはならないというのも違うと思う。
では極端な話、自分の知り合いがひどい犯罪を犯したらどうするか?
諸事情で積極的に通報できなくとも、匿いはしないだろう。(すれば犯人隠匿罪)
弁護をするしないは個人の自由。
昨日書いたような理由で、私は情けなく思っているし、レッズサポ仲間だとは思えない。
一説にはフジテレビがナビスコ杯の放映権を持っている関係で、29日のレッズのナビスコ杯敗退を機に報道され、逮捕されたという話もあるが、報道するしないはともかく、警察はそんな事情に左右されないだろう。
じゃあ仮にレッズが決勝まで行ってたら、11/3まで逮捕されなかったのか?
状況がはっきりしない時点でもどうしてそういう論が出るのか、全く理解に苦しむ。
コアサポの影響は、功罪あると思う。
海外でもどこへでも行く行動力はある意味尊敬に値するし、迫力ある応援を引っ張っているのはコアサポの影響だという側面もあるだろう。
しかし、アウェーでの横断幕の件やスタンドでの喫煙など、諸々のルールを守らないことがかっこいいと考えてるとしか思えないサポがいることも事実。
サポーターは応援するクラブの看板も背負っていることを忘れずにいてほしいものだ。
きれいごとでもなんでもなく。