広島カープのブラウン監督の来季続投がようやく決まりそうだ。
今年はAクラス入りこそ逃したものの、借金1の4位だった。
私も来年も指揮を取ってほしいと思っていたが、かなり揉めたようだ。
なぜ揉めたかというと、カープのオーナーが一枚かんでいたらしい。
カープといえば、基本的にFA宣言に対して冷淡だ。
FA宣言→残留を認める方向になったのはごく最近だし、それも実績としてはまだない。
他球団でFA宣言した選手を取りにもいかない。
Wikipediaによると、前オーナー(今のオーナーの父親)の示した方針なんだとか。
そもそも、カープは貧乏だからねえ。
だから、ブラウン監督の年俸もだいぶ安いんだとか。
ところで、プロ野球の「オーナー」はなんのためにいるのだろうか。
字面だけとらえれば球団はオーナーのものなんだろうけど、実際はそうではない。
日本プロフェッショナル野球協約第20条では、オーナーの定義として
「この協約においてオーナーとは、球団の役員であって、当該球団からそのオーナーとして所属連盟会長およびコミッショナーに届け出られた者をいう」
となっている。
オーナーとは別に「球団代表」という役職があったりもする。
他球団では親会社の社長とかがオーナーになっているが、カープの場合は世襲だ。
カープの株式は、自動車メーカーのマツダとその関係会社とオーナー一族が独占しているらしいから、一般人にはどうにもならない世界。
交渉とは、お互いの主張を持ち寄って擦りあわせをしていくことのはず。
ましてや外国人監督(と代理人)だったら、日本的なやり方ではなく、より有利な条件をのんでもらおうとするだろう。
それを「権威」と「権限」という文言がどうとか、信用していないだとか言って怒り出す。
ファンから見ればいい迷惑だ。
日本のプロ野球を「国技」だとか言うのなら、誰かのものであるような仕組みはどうなんだ、と思う。
他球団のオーナーはサラリーマンだから何年かすれば変わるだろうが(いや、老害を撒き散らしてる新聞屋もいるな)、カープのオーナーは実質終身制。
今回の契約交渉を見てての感想は、一言で言って「オーナーは余計な口を挟むな」ということ。
そういう意味では、浦和レッズが抱えているフロントの問題よりも根が深い。
ともあれ、ブラウン監督は成績次第では年俸がどんどん増えるという契約を結ぶことになったそうだ。
来年は、露骨なニンジンをぶら下げる球団側をぜひ見返してやってほしいと思う。
それがひいてはカープファンのためにもなる。
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