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2009年7月17日 (金)

大雪山系での遭難

北海道の大雪山系で合わせて10人の方が亡くなるという、大変痛ましい遭難事故が起きた。
このニュースを聞き、思うところが数多くあった。

今回の事故は、北海道の山を甘く見すぎていたという部分はなかったのだろうか。
夏山といえども、北海道の山は夜間や悪天候時はきわめて寒くなる。
これは本州の3000m級の山々に匹敵するほどで、もちろん防寒対策は万全にしなくてはならない。
現時点ではっきりわからないが、宿泊は避難小屋頼みでテントやツェルト(簡易テント)も持って行ってなかったのではないだろうか。
加えてバーナーなどの火器があれば、稜線から下りれば寒さは幾分しのげたのではないか、と思う。
これらの道具は、例え小屋泊まりであっても(いや、日帰りであっても)必須の持ち物だと私は思っている。

言うまでもないが、天候の急変はすぐにでもあるものと思って、いつでも対処できるようにしなくてはならない。
きついことを言うようだが、その心構えがなければ山に入る資格がないとすら思う。
疲れ果てる前に休むこと、これも鉄則といえる。
そしてトムラウシ山はどの登山口からでもアプローチが非常に長く、失礼な言い方かもしれないが年配の方に向いている山とは到底思えないのだ。

私はトムラウシや美瑛岳には登ったことはないが、20代前半の7月に大雪山(旭岳)、芦別岳、斜里岳と1週間のうちに3座に登ったことがある。
テント持参で大雪山に登ったときは、25kg近い荷物を背負って旭岳に登頂し、白雲岳避難小屋から南下して今回遭難が起きたトムラウシまでの縦走を予定していた。
しかし悪天候で1泊の停滞を余儀なくされたため、やむなく縦走を諦めて東に向かい、大雪高原温泉にエスケープした。
登山中に意気投合した人(当時50歳前後)が私と同じ会社に勤務していると偶然知り、なんだか登り足りないですねと言いながら下山したその日に富良野に向かって、翌日2人で芦別岳に登った、という流れだった。
北海道の山は本州の人気がある山に比べて登山道が整備されているとは言い切れず、芦別岳や斜里岳の一部の道は笹に覆われて足元が全く見えなかったことを覚えている。
そして、避難小屋も少ないからあてにならない。
もちろん、フリースやウールのシャツなどは多めに持っていった。

話変わって私が20歳(大学3年)のとき、5人パーティーのリーダーとして南アルプスの荒川三山から赤石岳に縦走した。
キャンプ場(千枚小屋)から30分ほど登った千枚岳山頂で、悪天候により元のキャンプ場に引き返すことを決断したら、パーティー員から驚かれた。
私のことを、多少天気が悪くても構わずどんどん先に行ってしまうタイプの人だと思っていたらしい。
予備日を設けていたので、赤石岳山頂でご来光を拝むというプランは消えてしまったが予定通りのルートを歩き、当初の下山予定日に帰ってくることができた。

以上の私の話は余談だが、なにより一番大切なのは、先に進まない勇気を持つこと。
今回はツアーということで、下山後の宿や帰りの飛行機の予約の都合を考えて日程優先の強行軍になってしまったのかもしれない。
ガイドがついているとはいえ、判断を人任せにしてしまうのはきわめて危険なことだ。
経験に応じてリーダー、サブリーダーなどの役割分担はあるとはいえ、出発前にミーティングを念入りに行い、情報と意識と判断力を共有化すべきであって。
寄せ集めともいえるツアーで、そういう共有はできるのだろうか。
単に観光地を巡るのとはわけが違う。
私個人の考えで言えば、ツアーで山行に行くなどというのはとてもじゃないが恐くてできない。

今さら言うまでもないが、自然は恐い。
万全の準備をしていても、絶対に安全ということはありえない。
しかし平均して1~2ヶ月に1度ほど登っていたころでさえ、「山で死ねれば本望」などと、私は一度も考えたことはない。
今回遭難された、山好きな方にとっても無念だったに違いない。
ご冥福をお祈りします。

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2008年10月31日 (金)

晩秋の谷川岳を歩く(下山編)

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http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=365011&l=1385631

山登りは、登って終わりではない。
下山も重要な要素だ。
登るときは目線が地面(足の置き場)と近いから、体力(脚力)があればかなりの部分で事足りる。
仮に滑っても地面に手をつけるし、身構えることができる。
ダメージは大きくないことが一般的だ。
しかし下るときは目線が地面と遠いから、足の置き場を誤りやすい。
それなりの技術が必要になるし、滑ったら尻餅をつくぐらいならまだしも、尾てい骨を打ったりするとダメージが大きいし、背中側への対処はしづらいものだ。
さらに、歩く勢いがつき過ぎないようにするため、後ろに残した足で踏ん張るから、結局は脚力を使うことには変わりがない。
階段の昇り降りでつまづいたり転んだりしている人をイメージしてほしい、下りのほうがダメージが大きいことが想像できるだろうか。

今回、私は下山時のことも考慮して、山頂への登りでは意図的に太ももの筋肉をなるべく使わないようにしてきた。
1,100m以上の標高差を下るということは、太ももにかなりの負担をかけることは事前に承知していた。

山頂(トマの耳)から下山を開始した。
登るときと違い、今度は肩の小屋も眼下にはっきり見える。
P1030055

この画像の中でひときわ高い山は、はるか遠くの八ヶ岳らしい。
P1030056

下山は、登りで通ってきた天神平からの天神尾根ではなく、東に伸びる西黒尾根から巌剛新道を下ることにしていた。
同じ道を往復するよりは違う道を通ったほうがもちろん面白いので、私はいつも極力そのようにしている。

トマの耳から肩の小屋に降り、西黒尾根への道へ入る。
私の周囲にいた下山者は、全員天神尾根へ進んでいった。
分岐からしばらくの間は、それらの人たちの姿が見えた。
P1030057

と、こんな看板が。
P1030058

谷川岳にはロープウェイを使って気軽に入れるから、あえてこういう看板が立てられているのだろう。
自分は上級者じゃないよなあ、じゃあ中級者?西黒尾根と巌剛新道は2回通ったことがあるから大丈夫だよなあと思いながら、先へ進む。
(とはいっても前に通ったのは18歳と20歳の時だから、もう17年以上前のことなのだが)

西黒尾根は、下るには実に大変な登山道だった。
あとで知ったが、西黒尾根は日本三大急登に挙げられることもあるのだった。
つまり、下るときは日本三大急降下なわけである。

行き交う人も天神尾根に比べたらまばらもいいところ。
登ってくる人は時刻も遅かったからだがわずか1人、降りていく人は前方と後方にそれぞれ遠く見えるだけだった。
聞こえてくるのは風の音とそれに揺れる草木の音、あとは天神平から聞こえてくるロープウェイのモーター音だけ。
静かにマイペースで歩けて、それはそれで大変いいことだ。
大勢の人と同じ道を歩くだけが能じゃない。

出だしはこのような道。
傾斜もそれほどなく、歩きやすい。
ただ、道の先が見えないということは、その先の傾斜がかなりきついということを暗示していたわけだが。
P1030059 P1030060 P1030061

湯檜曽川を挟んで、白毛門("しらがもん"という山名)が紅葉で美しく染まっていた。
P1030065

この画像の中央で、いったん右に行きかけて左に曲がっているように見えるのが、これから進むべき西黒尾根だ。
P1030062

ところで、登山道にはこのように岩にペンキが塗られているところがある。
P1030063 P1030064
これは、いわば「道しるべ」である。
今回のように晴れていれば、目視で道がはっきりわかることも多いが、ガスっていたりすると特に岩場では迷いやすいものだ。
そんなとき、このペンキは実に頼りになる。
晴れていても、ルートファインディングに迷うときには大変助かる。

山頂から100mほど下った「ザンゲ岩」を通過する。
P1030068

進むにつれ、だんだんと傾斜が急になってくる。
岩が露出し、普通には歩けないところも出てくる。
難所が現れると、どこにどうやって足を置いて降りていこうかと数秒考える。
そして数歩先までの足の置き場が決まったら、おもむろに歩き出し、それをトレースする。
そして難所を過ぎたら普通に歩き、また難所が出てくると考える、の繰り返し。
P1030067

山頂側を振り返ってみた。
こういうところを下ってきているわけである。
P1030069

下の画像のようなところを通過する場合、どこを歩くのがベストだろうか?
P1030070
靴底のフリクション(摩擦)が全面的に信用おけるものならツルツルの岩をそのまま通ってもいいのだろうが、それはリスキーだろう。
そもそもここは傾斜がかなり急だったので、私は画面左側のところどころ土で黒くなっているところ(草が生えている間際)を下った。
このように、都度都度「どこに足を置くか?どこを通るか?」ということを考え、短時間で答えを出すことが求められる。
そのときそのときの状況があるから、この場所に限らず正解はあってないようなものだと思うが、危険は最小限に抑えないといけないことは同じだ。
このへんの頭を使うところが、たまらなく楽しい。

再び山頂側を振り返ってみた。
P1030071

場合によっては進行方向に背を向けて岩に向き合い、よじ登るのと同じ姿勢になることもある。
そして三点支持(両手両足の計4点のうち動かすのは1ヶ所だけで、残り3点で体を支持することを繰り返す)で慎重に降りていく。
具体的には、登るのと逆の動作で下を見ながら足がかりを探してそこに置き、次にそれまでよりも下のホールドを掴み、また足の置き場を探し、低いところを手で掴み。。。の繰り返し。
目から足までの距離は、登りに比べたら下りのほうが遠いことはさっき述べた。
さらに後ろ向きの状態では遠近感がつかみにくく、なかなか足元が見えにくい。
試しに、椅子に座った状態で自分の体越しに椅子の足を見てみたら、その見づらさが少しおわかりいただけるのではないかと思う。

これは、尾根が一番痩せている(=狭まっている)ところ。
P1030072
この最も低くなっているところに立つと、左右が鋭く切れ落ちた谷になっているを同時に見ることができる。
どちらかに足を滑らせたら、大変な目に遭うことは想像に難くない。
やはり通過には細心の注意を払うべきところである。
こういうところのことを、よく「馬の背」なんて言う。

進行方向左手に、マチガ沢に残る万年雪が見えてきた。
(画像中央下の白っぽいもの)
P1030074

厳しい下りはまだまだ続く。
この画像の一番落ち込んでいるところが「ラクダのコル」、その先の小高い山が「ラクダのコブ」だ。
P1030075

今回の谷川岳では、カップルや家族連れ、また中高年などの様々な年代の人たちを見た。
西黒尾根の下りで、前方にいた4人組が休んでいるところを追い抜いた。
男1人、女3人の4人パーティーだった。
うらやましいですなあ。。。
通り過ぎるときに聞こえた話では、女性のうち1人は富士山に登ってから山にはまったらしい。

話は多少脱線するが。
私が学生のときにいた部は、登山だけをやっていたわけではなく、キャンプ全般を目的にしていた。
だから全員が全員山登りばかりしていたわけではなく、ほとんど山に行かない子もいたし、私自身も山以外のあちこちでキャンプした。
当時、女性のほうが多いパーティーを「ハーレムパー」と言っていた。
男性ばかりだと「野郎パー」。
私は学生のときに部の活動として51回キャンプに行ったが、野郎パー率が60%を超えており(つまり3回に2回は男しかいない)、ましてやハーレムパーだったことは覚えている限り2回しかなかったのだった。

閑話休題。
そのあと、今度は5人パーティーを追い抜いた。
こちらは男3女2だった。
追いつく前、彼らを眼下に見ながら岩場を降りていたとき、体をターンさせたら右ひざを思い切り岩にぶつけた。
「・・・っ」という、声にならない声が出た。
しばらくすると痛みは歩くには支障のない程度におさまったが、後で見たら今回は流血していた。
軽い擦り傷になっていた。
とりあえずは、膝の皿を割らずによかったと思った。

13:40、ラクダのコル(ガレ沢の頭)に着いた。
2008102513390000

山頂からここまでの所要時間は1時間10分、標準コースタイムは1時間となっている。
コースタイムどおりいくわけないだろう。。。とヘトヘトになりながら思った。

ここで西黒尾根から巌剛新道が分岐する。
2008102513390001

私が休憩していると、さっきの5人組が追いついてきた。
彼らはそのまま西黒尾根を下るようだ。
「これってなんて読むの?"げんごうしんどう"?道がはっきりしなくてなんだか廃道みたいな感じだねー」と、5人のうちの1人が言っていた。
私はずっと"がんごうしんどう"だと思っていたのだけど。。。どっちが正しいのだろう?

5人パーも4人パーも、そのまま西黒尾根を下っていった。
私は廃道みたいと言われた巌剛新道を下っていく。

最初こそラクダのコブを巻いていくので緩やかだが、やがて再び急降下になる。
このような鎖場が現れた。
2008102514030000

さらには、今回初めて「ハシゴ場」があらわれた。
上から下を見下ろしたところ。
2008102514060000

ハシゴに向き合う体勢で、三点支持で降りていく。
ちゃんと下を見て、足の置き場に注意すれば、さほど困難なものではない。
さらに先の数百メートル下を見ても、私の場合高所恐怖症ではないので何も感じない。

というわけでハシゴを降りきって上を見たところ。
2008102514080000

同じ場所というか立ち位置から、振り返って今度は下を見ると。
2008102514080001

ハシゴの次は鎖場なのであった。
いやはや、休まる間もない。
やはり岩場に向き合う体勢で下るが、ハシゴとは違って岩場では足の置き場を考えなければならない。
こういうところの鎖は、あくまで補助的に使うもの。
ホールドの代わりに片手は鎖をつかむという使い方だけでも、ないよりはまし。
鎖を両手で掴んで体重を全部かけると、えらいことになりかねないのだ。

やっとこさ鎖場を降り切り、振り返って上を見たところ。
このようなところを降りてきたわけです。
2008102514120000

ハーハーいいながら降りていたが、それでも面白がって画像を撮るくらいの余裕はあるのであった。

まだまだ続く鎖場。
2008102514130000 P1030076

鎖場やハシゴ場が終わったら、このような道が続く。
2008102514310000
このあたりになると顕著な岩場は減ってくるものの、滑りやすい石が露出した歩きにくい道が続く。
露出している石は、どれもこれも何かに磨かれたようにツルツルで、うかつに足を置くことができないのだ。
さらに前日の雨で濡れ、樹林帯の北側斜面だから全く乾いていないのだ。
いっそのこと、ドロドロでもいいから土だけの道のほうがよかった。
靴底のフリクションをきかせながら歩く。
バランスを崩したら滑って転倒してしまう、体重移動のしかたも大切だ。

ラクダのコルから50分歩いた樹林帯の中で休憩。
書くのが遅れたが、私は登山の時にはこういう便利グッズを使っている。
2008102514460000
タオルマフラーは、汗ふき用に長さがちょうどよいのだ。

さっきまでは左側の遠くに見えたマチガ沢が、少しずつ近づいてくる。
「第一見晴」という展望台からは、大滝と呼ばれる滝がよく見えた。
(携帯のズーム最大限で撮影したので、見づらいと思いますが)
2008102514530000

マチガ沢の上流に向けてカメラを向けてみた。
灰色、赤、黄色、緑と帯状になった紅葉が見事だった。
P1030077

これから下る方向も遠望してみた。
こちらも紅葉がきれい。
2008102515060000
この画像の中心あたりに、蛇行した白い道が見える。
これが国道291号(舗装路)だろう。
国道まで出れば登山道は終わりだが、果たしてどこでこの国道にぶち当たるのか。
この蛇行してるところまで樹林帯を歩くのか?
それともその手前で国道に出るのか?
どこまで歩いたら、あと何分歩いたら着くのかということは、結構疲れが溜まっていただけに精神衛生上も実に重要なことだった。
なお、実際にはこの画像を撮ってからその蛇行したところまで35分かかった。

やがて傾斜も緩くなり、相変わらず石は露出しているものの、それまでよりは歩きやすい道になった。
上から見た紅葉の中を、今まさに進んでいるというわけだ。
2008102515110000 2008102515180000 2008102515180001

紅葉のトンネル。疲れも癒される。
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登山道は途中で流水の中を歩くようになるが、その源はこの小さな湧き水。
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手ですくって飲んでみた。軟らかめの水でおいしかった。

小さい沢の流れに、苔がまん丸にむして、かわいらしい滝になっているところもあった。
2008102515370000 2008102515380000

すでに太ももはパンパン、足も満足に上がらなくなっていた。
かといって体力に比べて集中力は落ちていなかったし、さらに傾斜が緩いから転んだりすることもなく、同じペースで淡々と下っていった。
そしてやっと、国道291号に出た。
さっき上から見た蛇行した白い道が、まさに国道と巌剛新道との分岐なのだった。
15:40、マチガ沢出合に到着。
地図の標準コースタイムと同じく、ラクダのコルから1時間50分かけて降りてきたが、もっと長い時間に感じられた。
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マチガ沢の水の流れのそばにザックを下ろして座り込んだ。
もうヘロヘロだった。
西黒尾根と巌剛新道は、登りだったらまだ楽だっただろうに。。。下りは本当にきつかった。

ところで、私がなぜ西黒尾根ではなく巌剛新道を下ってきたかというと、一ノ倉沢を見に行きたかったからなのだ。
今まで一度も見たことがなかった。
すでに時刻は16時に近かったが、たまたま通りかかったパトロールの人に聞くと、マチガ沢から一ノ倉沢までは20~25分ぐらいだという。
「暗くなりだすとすぐ真っ暗になるから気をつけてね」と言われたが、どうせだったら行ってみよう。

国道291号は、紅葉シーズンは土合口駅付近から先は車両通行止めになっている。
車に気兼ねすることもなく、道の真ん中を歩いた。
2008102515570000 2008102516040000

学生から20代までにかけては、革でできた重登山靴(通称:気合靴、文字通り重い)を履いていた。
ついでにズボンもニッカボッカにロングソックスという、何十年か前のようなスタイルにこだわっていた。
青いキャラバンシューズも持ってはいたが、ほとんど使わなかった。
林道などを重登山靴で歩くと、靴自体の動きがほとんどないのと靴の中敷きにクッション的なものがないため、歩きづらくてしょうがなかった。
30代になって買ったトレッキングシューズ(GTホーキンス)は、舗装路でも楽だった。
しかし今回は太ももが限界近くまできていたので、ふくらはぎと足首を効かせて歩いた。
国道は傾斜がほとんどないのでさらに楽だった。

こういうところで"おにぎり"を見かけると撮ってしまうのは、酷道好きの悲しい性だ。
2008102515580000

マチガ沢から歩くこと20分ほどで、左側にキャンプ場があった。
2008102516080000

こんなところにキャンプ場があったとは、全然知らなかった。
谷川岳でキャンプ場といえばマチガ沢キャンプ場だけだと思っていたのだが。
そして前を見ると、今まで見たことのない絶景が広がっていた。
P1030079

ついに一ノ倉沢が眼前に現れたのだ。
写真で見たことはあるが、自分の目で見ると広さが違う。
そして「こんなところを人が登るのか?」というくらいの絶壁。
とにかく、ものすごい迫力。。。
稜線が雲に覆われて見えないのも、一ノ倉沢らしくていい。
P1030080 2008102516140000

ああ、ここまで来てよかった。。。
沢の水をペットボトルに汲んだ。
上流部に営業小屋がないから、この水は安全だという判断をした。
もし小屋があると、トイレや排水の影響で大腸菌などが混じる恐れがあるのだ。

ところで国道291号は、ここ一ノ倉沢で舗装が途切れ、沢を越えるところで大きく右にカーブしたあとにダートになる。
幽ノ沢まで歩いてみたかったが、すでに薄暗くなっていたので今回は断念。
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しばらくの間、一ノ倉沢を堪能する。
どれだけ見ていても飽きない。
P1030083

セルフタイマーで撮った一ノ倉沢と自分。
急いで道の上に座ったので、ポーズが変だ。
P1030086

名残惜しかったが、マチガ沢、土合口方面に向けて引き返す。
山の東側の樹林帯の中だけに、やはり時刻に比べて暗くなるのが早い。
マチガ沢出合でキャンプ場を探すが、看板が撤去されたような跡が。
2008102516550000

キャンプ場らしく見えなくもないが、道も少々あやふや。
少し離れたところには、水場?らしき屋根も見える。
2008102516560000

もう暗くなっていたのでそれ以上は行かなかったが、やはりマチガ沢キャンプ場は廃止になってしまったのだろうか?
ネットで調べてみても、はっきりしたことが書いてないんだよなあ。
確かに17年前と19年前にキャンプしたんだけど。。。

マチガ沢の名前の由来。
2008102516590000

土合口に着くころには、そろそろヘッドランプが欲しいかなというくらいに暗くなっていた。
屋上の駐車場に停まっているのは、私の車だけだった。
土合口駅の正面玄関には、以前のロープウェーのゴンドラが記念として置いてあった。
2008102517450000
今のゴンドラと比べてみると、その小ささがよくわかる。
P1020954

JR土合駅や湯檜曽駅をのぞき、車で15分ほどの、谷川温泉の日帰り入浴施設「湯テルメ谷川」へ。
2008102519310000

ここは露天風呂もあり、谷川岳登山のたびに寄る温泉である。
時間が遅かったので、畳敷きの休憩所でのんびりできなかったことだけが残念だった。
湯テルメ谷川から2時間半、22時に浦和に到着した。

ともあれ、無事に帰ってこれた。
谷川連峰の他の山にも行ってみたいし、他の山域にも行ってみたい。
来年は数回登りにいけるように心がけたいし、体ももう少し鍛えておきたいなと思った。

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2008年10月30日 (木)

晩秋の谷川岳を歩く(山頂編)

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肩の小屋。
なぜ「肩」かというと、山頂の直下でいくぶん平らなところにあるからだ。
同名の小屋は、南アルプスの北岳(標高3,193m)や北アルプスの槍ヶ岳(3,180m)、乗鞍岳(3,026m)などにもある。
P1030018

建物の隣には鐘があり、通る人たちが鳴らしていた。
P1030017

また、バイオトイレが2基あった。
小屋の中はストーブが焚かれていて暖かく、登山者がひしめいていた。
宿泊もできるようだ。
(ただし、寝るところは板敷きのため、シュラフ(寝袋)やマットは必須のようだ)
キーホルダーや手ぬぐいなどのお土産のほかに、カップラーメンなども置いてあった。
ドコモのアンテナ(衛星電話?)も設置してあった。
P1030020

"富士山"国有林?
P1030019

さて、山頂を目指そう。
肩の小屋からは、ものの5分もあれば山頂に着くことができる。
P1030015 P1030016

10:50、天神峠を出てからちょうど2時間で谷川岳山頂(トマの耳)に着いた。
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谷川岳には二つの山頂がある。
かたや南側の「トマの耳」(1,963m)、かたや北側の「オキの耳」(1,977m)。
このような1つの山の頂上部に2つの山頂を持つ山を「双耳峰」(そうじほう)といい、有名なところでは尾瀬の燧ヶ岳(2,356m)、北アルプスの鹿島槍ヶ岳(2,889m)などがある。
(余計な話だが、この記事に書いた山名のうち、鹿島槍ヶ岳以外は全て登った)
天神平や西黒尾根から来ると、まず南側のトマの耳に登ることになる。
肩の小屋もトマの耳直下にある。
余談だが、「トマ」「オキ」は「手前」「奥」がなまったもの、という説があるらしい。
「耳」は、見た目どおりウサギかキツネの耳のように見えるからでしょう。

トマの耳では大勢の登山者が休憩を取っていたが、記念撮影だけしてからオキの耳へ進んでみることにした。
もちろん私だけでなく、やはり大勢の人が両ピークの間を往来していた。
吊尾根を一度下り、再び登って15分ほどでオキの耳に到着。
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こちらのピークのほうが高いから、これをもって谷川岳を制覇したことになる。
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トマの耳に負けず劣らず、大勢の人が休憩していた。
私もおにぎりとさけるチーズを取り出して食べる。

相変わらず、あたりは一面の白い世界。
何も見えないから、トマの耳とオキの耳の距離が全然つかめない。
しかししばらくすると、時々ガスが飛ばされて視界が開けてきた。
少し待ってみると、いよいよ谷川岳山頂がその全容を現し始めた。
オキの耳からトマの耳を撮ってみた。
方角でいうと北から南を見ている。
P1030038_2 P1030045

下の画像は、東尾根(画像左手前の高い尾根)と西黒尾根(画像右遠くの低く連なる尾根)に挟まれたマチガ沢。
今回の下山は、この西黒尾根とマチガ沢を下っていく。
P1030042

北側(一ノ倉岳方面)を望む。
P1030043

一ノ倉沢も遠望できる。
P1030044

谷川岳の西にある爼嵓(まないたぐら)を見たところ。
見事なナイフリッジだ。
P1030047

Wikipediaの「谷川岳」の項によると、もともと谷川岳とは爼嵓のことをいったが、地図上の誤記によりトマの耳とオキの耳が谷川岳と呼ばれるようになったんだとか。
余談だが、燧ヶ岳の三角点が置かれている低いほうのピーク(2,346m)も俎嵓(まないたぐら)という。

オキの耳からの眺望を楽しんだ後、逆サイドからの景色を見るためにトマの耳に戻った。
ここでも待つことしばし、狙い通りガスが飛んで視界が開けた。
トマの耳から見たオキの耳、さっきまでいたピークや通ってきた道を見る。
方角でいうと南から北だ。
P1030053 P1030054 P1030052

一つ心残りだったのが、オキの耳からさらに先(北)にある、一ノ倉沢を上から見ることのできる「ノゾキ」というところまで行かなかったこと。
それは次回のお楽しみにしよう。
ガスが晴れればいつまで見ていても飽きることのない景色を堪能しながら、両ピークにはあわせて1時間40分ほど滞在した。
せっかく山頂まで来たのだから、時間の許す限りそこにいたい、ということをいつも思っている。
12:30、トマの耳出発。
ここからの下りが、実に厳しいものだった。

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2008年10月29日 (水)

晩秋の谷川岳を歩く(登山編)

この記事のエリア(国土地理院地図閲覧サービス)
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=364915&l=1385610

学生のころは、月に1回か2ヶ月に1回は山登りに行っていた。
営業している山小屋に泊まったことは、台風から緊急避難したときと富士山8合目を除いてはなく、ほとんどがテント泊。
20kgから多いときは30kg近い荷物を背負って、標準的には2泊3日、長いときは1週間とか10日近く山中に籠ったこともあった。
過去の栄光(?)を書き連ねるのは、別の機会に譲るが。
冬山にも毎年1回は行っていた。
「山登りをする自分が一番自分らしい自分」だと思っていた時期もあった。

とはいっても、ここ数年は数えるほどしか登山に行っていない。
一番最近では、このブログの一番最初の記事でもある、去年7月の乾徳山山行。
単独山行は、いつ以来だろう。。。思い出せないぐらい。

今年のうちに1回は登りたいと思っていた。
標高の高い山や、場所によっては11月から降雪がある。
この週末は、その前に行く最後のチャンスだった。
場所は群馬・新潟県境の谷川岳に決めていた。
関越自動車道を使えば浦和から近く、ロープウェイやリフトもあり、余裕で日帰りが可能である。
私自身が過去に夏2回、冬2回行ったことがあり、全く知らない山ではないということも決めた理由だ。
ちなみに過去それぞれのルートは、

夏1:マチガ沢キャンプ場~巌剛新道~西黒尾根~谷川岳山頂~天神平
夏2:マチガ沢キャンプ場~巌剛新道~西黒尾根~谷川岳山頂~一ノ倉岳(避難小屋泊)~茂倉岳~矢場ノ頭~JR土樽駅
冬1:天神平~山頂直下で撤退~熊穴沢避難小屋付近でテント泊~天神平
冬2:天神平~山頂付近~西黒沢を山スキーで滑降

というものだった。
今回は、

天神平~谷川岳山頂~西黒尾根~巌剛新道~マチガ沢出合~土合口

というルートをとることにした。
なぜ西黒尾根を最後まで下らないで巌剛新道に入ろうとしたかというと、一つの目的があったからだ。

10月24日金曜日、会社から帰宅してから、深夜1時に家を出た。
谷川岳ロープウェイ土合口(どあいぐち)駅まで一気に行くつもりだったが、関越道で猛烈な眠気に見舞われ、上里SAと駒寄PAで連続して仮眠した。
目が覚めたら6時45分、もう空は明るかった。
もったいないことをしたなあと思いながら北上する。
明日は同じ道を新潟までレッズサポーターが数千人走っていくんだろうなあ、と思いながら。
関越道を水上インターで降り、セブンイレブンで買出しをして、国道291号を進む。
同じ方向に進む車が大勢いて、これだけの人が谷川岳に行くのかと思ったら、大部分は宝川温泉方面に右折していった。
土合口駅の建物は、乗り場や売店などがある6階を除いて1階から屋上(7階)までのほとんどが駐車場となっている。
私は屋上に駐車できた。
山麓でも風が強く、少し肌寒い。
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ロープウェイ乗り場。
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ロープウェイは7時から運行しているが、私は8時過ぎに乗った。
紅葉は山麓で最盛期となっていた。
(ロープウェイの中から撮ったので、色がちょっと変)
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ロープウェイから眼下に滝が見えた。
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10分ほど乗って天神平に到着。
谷川岳の山頂には雲がかかっているようだ。
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そこからさらにリフトに乗って天神峠へと向かう。
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天神峠は標高1,490m、人類の叡智のおかげで土合口から約750mの標高差を稼いだことになる。
この標高差はコースタイム約2時間半に相当する。
本当は歩いて登るのがいいのだが、普段運動をほとんどしていない私の身体ではそんなこともいえない。
ここから見る谷川岳は、山頂付近にかかるガスがさっきまでよりも厚く見えた。
山頂からの景色は無理かなと思ったが、もちろんそんなことだけで登るのをやめようとは思いもしなかった。
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今回の荷物は、水分を約1.5L、おにぎり2個、ピーナッツチョコ1袋、さけるチーズ1本、チーかま2本。
調節すれば非常食としても兼用できる程度の量の食料を持った。
いつも食料を買いすぎては余らせてしまうので、今回は少なめ。
それに防寒着のフリース、雨具、地図など。
背負った重さは2kgちょっとだろうか、ごくごく軽いものだ。

山頂を目指す人はけっこういた。
私も準備運動をして8:50に出発。
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西から吹きつける風が相変わらず強い。
想定していたことだが、雨具を着てウインドブレーカー代わりにしたら寒さも落ち着いた。
せっかくリフトで登ったのに、登山道はいきなり下る。
もったいないと思うがしょうがない。
上にも書いたように、天神平からは今まで冬にしか行ったことがなかったが、「ああここの尾根は細かったなあ」というところはよく思い出せた。

前日の雨で、路面は濡れていて滑りやすくなっていた。
足元に気を取られながら歩いていたら、立木の太い枝に気づかずにおでこを思い切り強打した。
幸いにも触ったら少し痛いぐらいでコブにもならず、流血の惨事にもならずにすんだ。
しかし、もうちょっと注意して歩かないとなあ。。。と思った。
案外、木道(尾瀬ヶ原なんかの道をイメージしてください)が多い。
右の画像、左手に見える木道が天神平からの道、画像中央の道が私が歩いてきた天神峠からの道。
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下っては登りを繰り返し、ところどころでこういう階段が出てくる。
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正直なところ、階段は登りづらいから嫌いだ。

こういう「鎖場」が出てくる。
実際のところ、この鎖は雰囲気もの?であり、使う必要はほとんどない。
普通に足元に注意して、左手で岩を押さえてれば難なく通過できる。
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いまだガスの取れない山頂を見ながら進み、天神峠から35分ほど歩いて、9:25に熊穴沢避難小屋に到着。
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避難小屋とは、簡単に言うと無人の山小屋だ。
造りは小屋によって完全にまちまちで、ところによっては巨大なドラム缶を縦に半分に切ってカマボコのように地面に置いたようなものもあるが(例えば谷川岳の北にある一ノ倉岳避難小屋もそうである)、この熊穴沢避難小屋はわりとしっかりした造りをしている。
扉の隣に立つ柱には、積雪量を示す目盛りが書かれている。
また、谷川温泉へと至る「いわお新道」がここから分岐している。
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歩いている途中で暑くなり、雨具はここで脱いだ。
小屋のすぐ脇にある標識。
これに従えば、天神峠から1.2km歩いてきたことになる。
本当かなあ。。。
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ここからはいよいよ登り一方となる。
小屋を出てほどなく、こんな登りが現れた。
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しばらく登って後ろを振り返ると、さっきまでいた熊穴沢避難小屋が眼下に見えた。
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紅葉の正体は、こういう葉っぱだったのだ。
時期が遅いからだろう、もう枯れかけていて残念。
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こんな登りもあります。
ここもまあ、鎖は使わなくても行けるだろう。
こういうところの鎖は、バランスを保つために使うなど、あくまで補助的なものだ。
全面的に頼ったりすると、絶対に鎖が切れたり岩から抜けたりしないとは言えないだけに、えらいことになりかねないのだ。
もちろん、一つ間違えば大ケガをしかねない場所だから、慎重に通過する。
ふざけてたら痛い目にあう。
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だんだん標高が上がってきた。
下の画像の中心下に見える、白いポツっとした煙突のようなもの。
これは関越トンネルの空気孔なのだ。
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よくぞこんな山の中に建てたなあと思うと同時に、こんなところに建てなくてもいいのにとも思う。

登山者は比較的多かった。
それでもトップシーズンにはまさに行列になってしまうらしいから、まだましだったのだろう。
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振り返ると、天神平よりも高いところに登ってきていた。
(画像左手の小さい建物が天神平、画像中央の小さい白い点が天神峠)
そして右下には水上の街並み。
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だんだん山頂に迫ってきた。
まるで茶畑のようだが、これは笹である。
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他の登山者と抜きつ抜かれつ、熊穴沢避難小屋から40分ほど登ったところで休憩。
持参のデジカメにセルフタイマーがあることを思い出し、撮影した。
ブログでは初公開、私です。
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あとひといきで山頂、というところで、この階段。
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これは萎えますなあ、階段嫌いには。
階段にしないと土砂(というか石)が流出してしまうとか、理由はあるのだろうけど。

冬山のときに撤退したのは、上の画像の右手に見える大きな岩(天神ザンゲ岩?)の真下だった。
この階段はもちろん雪に埋まっており、強風で雪がよく締まり、アイゼン(靴底につける金属製の爪)がよく効いていたのを覚えている。
15人近いパーティーで、初心者も数人いた。
これ以上登るのは無理だとリーダーが判断し、撤退とあいなったのだ。
そのときは完全にガスに巻かれて吹雪気味で、この岩以外の景色は上も横も下も真っ白だったから、はっきりとした現在位置がわからなかった。
案外山頂から近いところまで到達してたんだなあと。

ヒーコラいいながら階段を登り、後ろを振り返る。
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時折ガスが私の周囲を包む。
そのたびに視界がきかなくなるが、その周期は短いものだった。
階段をなんとか登りつめると、やがて肩の小屋が見えてきた。
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肩の小屋着10:35、登り始めてから1時間45分で到達。

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2008年10月25日 (土)

谷川岳へ

上越国境(群馬・新潟県境)にある谷川岳への日帰り単独山行を敢行してきました。
詳しくは後日…
この画像は、谷川岳山頂の「オキの耳」(1,977m)から「トマの耳」(1,963m)を見たところ。

谷川岳へ

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2007年7月11日 (水)

2年ぶりの登山

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7月8日日曜日に、私としては約2年ぶりに山登りをしてきました。
場所は山梨県の乾徳山、標高2,031m。
学生の時から数度行っている山です。
中腹までは普通の樹林帯ながら、頂上付近は花崗岩の岩山、実に変化に富んでます。
会社の友人たちと作ったハイキングクラブの第2回山行ということで(第1回は秩父の武甲山)登っておもしろい山を選んでみました。

まーしかしきつかった。
麓の駐車場から山頂まで約1,100mあり、いかに荷物が軽いといえど、なまった体にはこたえた。

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中腹の錦晶水まではきつい登りが続き、国師ヶ原でやっと平らになったと思ったら扇平までまた急登。
扇平からしばらく登ると第一第二の鎖場が登場。

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山頂直下には最後にして最大の山場、高低差20メートルほどの鎖場。

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ここを越えれば山頂です。登ってみればやっぱり気持ちよかったねー。

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体力はトレーニングするしかないけど、技術的にはまだ昔の感覚が残ってたかな、と思いました。

しかし下りの道満尾根でダメ押しされてしまいましたね。
3日経った今でも筋肉痛が残っとります。
これを機に、月に1回程度は山登りを再開しようかなと。

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