このタイトルは、西湘バイパスで大磯ロングビーチの横を通ったのに因んで。
今回のキャンプ場は、伊豆市営萬城の滝キャンプ場。
テントサイトはいくつかに区画されており、そのほかにバンガローもあるキャンプ場だ。
入り口には、虫好きにはたまらないであろう、こんなトイレもある。

とりあえずテントだけ先に建ててしまい、街中へビールなどの買出しに出かける。
途中の橋を渡るとき、こんな見事な桜が咲いていた。

テントサイトの風景。

芝生のように見えるのは、実はコケだ。
焚き火の熱でコケを痛めてはいけないので、少し離れたサイトに焚き火台をセットする。
キャンプ場には私ひとり。
予約の電話を入れたときに「一人では寂しくないですか?」と聞かれた。
「大丈夫ですよ、むしろ一人のほうがいいです」と答えた。
去年3月に奥多摩の氷川キャンプ場でキャンプしたとき、バンガローに泊まってた学生が一晩中うるさかったので、そういう煩わしさに比べたら一人のほうがいい。
私は今まで数え切れないほどのキャンプをしてきたが、その場に私一人だけということは何度もあった。
しかしここ数年に限って言えば、いつも他に誰かしらキャンパーがいて、完全に一人というのは6年ぶりぐらいになるか。
今回、管理人さんに会えなかったことで、困ったことが一つある。
それは薪を買えなかったこと。
そのへんの枯れ枝を燃やせばよいではないか、という向きもあるかもしれないが。。。野宿ならともかく、キャンプ場ではなんとなく気がひける。
とはいっても、もはや薪を入手することはできないので、燃やすものを拾うしかない。
買出しから戻ってきてもまだ明るかったので、あたりに落ちている枯れ枝、木っ端、竹などを拾ってくる。
ビクトリノックスのナイフについているノコギリでそれらを適当な大きさに切り、着火剤としてガムテープ、また周りにふんだんにある枯れ葉を使って火起こしをするが、いっこうに火がついてくれない。
どうも、落ちている木っ端などは乾燥しきっておらず、かなりの水分を含んでいるようで、火がついても煙を盛大に上げてすぐ消えてしまう。
特に、竹は熱すると「ジュジュジュ…」と音がし、筒の端から水が滴ってくる。

この画像でも、筒から白い水蒸気が出ているのがお分かりいただけるだろうか。
ひとしきり水分がなくなってからようやく竹自体が燃え出す、という具合。
焚き火が燃え上がるのは、枯れ葉を投入してしばらくの間だけ、という悲しい状況に陥った。

しばらく格闘していたが埒があかないので(お腹もだいぶ減ってきたし)、やむをえずバーナー(ストーブ)で肉を焼くことにする。
今回も、お肉はママさんにあらかじめ買っておいてもらった。
私はキャンプ時には、ガソリン、ガス(カートリッジ)、灯油の3つのストーブを常に持参している。
最近のキャンプでは焚き火を楽しんでいるのでサブ的存在に甘んじているが、今回のような困ったときには頼りになる、言ってみればウルトラセブンのカプセル怪獣みたいなものだ。
(3つも持ち歩いてるから必要以上に荷物が多い、という気もするが)
そこで、最初のカプセル、ガソリンストーブの「MSRドラゴンフライ」を取り出す。
ポンプとボトルを接続し、ポンピングしてみると、ポンプからガソリンがにじみ出てきた。
危ない危ない。
なんと、ポンプのプラスチックがひび割れしていたのでした。
買ってからもう5年経ってるからなあ、もう買い替えどきなのか?
まだ数えるほどしか使ってないのに。。。
しょうがない、ではガスストーブの出番である。
買った当時、市販のガスストーブ最軽量を誇った、プリムスのモデル。
私のはこのサイトのP-153というモデルの前身で、ゴトクが3本しかない。
本来、こういうストーブで焼肉をするならフライパンを使うべきだが、あいにく持ってきていない。
ので、横にあったU字溝にガスストーブを置き、焚き火用の網を上にかぶせてみた。
こういうストーブの炎は1ヶ所にしか集中しないので、フライパンや鍋、コッフェルなどなら問題ないが、網で焼くのには不向きである。
網全体に熱が伝わらないので、単に並べてても全く焼けない。
1つ1つ、炎にかざして焼いて食べた。
焼き方はどうであれ、おいしいものはおいしかった。
左から、ウインナー、ぼんじり、牛タン、カルビ。

お肉はおいしかったのだが、その下のガスバーナーが肉から落ちる油まみれになっていて、申し訳なくてならなかった。
今回(も)、灯油ストーブの「オプティマス00」は出番がなかった。
このオプティマス00は、私が大学生の時にいた部でこれより少し大きいオプティマス45と並んでメインのストーブとして使用されていて、ラジウス(通称ラジ)と呼んでいた。
18年前にたまたま札幌のICI石井スポーツで売っているのを見かけ、私も私物として買ったものである。
灯油だから扱いやすいし、炎を見ていると安らぐんだよなあ。。。
強火力もトロ火も自由自在。
ゴーッという燃焼音も、なかなかそそる。
中東の国では、こういう灯油ストーブを日常の調理に使ってると聞いたことがある。
(そのためか、バーナー部のてっぺんにはアラビア文字が書いてある)
言われてみれば、形も魔法のランプのようだ。
次回のキャンプでは、ぜひ使ってみよう。
画像は、使ったときに載せたいと思います。
(どんなのか知りたい方は、「オプティマス00」で検索してみてください)
話は脱線したが、肉を1つずつ焼いていたので時間がかかり、全部食べるのに2時間かかった。
その後は懲りずに焚き火を少しやった。
やっぱり萌えなかった、じゃなくて燃えなかった。
キャンプのたびに忘れ物をする私だが、今回はラジオを忘れた。
いつもは野球中継などを聞きながら夜の宴をやっているのだが、今回は遠くに聞こえる水の流れる音と風の音、フクロウ?の鳴く声、人工物はランタンとストーブのゴーッという音しか聞こえない。
周りに誰もいないから、もちろん話し声もない。
退屈だとは思わないし、自然の中にいるのだからそれが普通なのだが、人の声が聞こえないというのはこういうものなのかと。
頭の中で、姫の「パパー!遊ぼう!」という声がこだましたりする。
音がないと、今ごろ家族みんなは何してるだろうかと、むしろ逆に気になってしまう。
たまに意図的にラジオを消すのはいいけど、やっぱり忘れずに持っていくべきかな、と思った。
頭上を見上げると、満天の星空。
街が近いからか少し曇ってるからか、天の川は見えなかったが、北斗七星なんて見たの、いつ以来だろう。
それ以外の星や星座は全然わからないけど、近いうちにみんなに天の川を見せてあげよう。
※今回、焚き火台を使っての焚き火はOKとの許可を、キャンプ場から事前にいただいています。
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